1. Blood Sugar Sex Magik / Red Hot Chili Peppers
〈聞かなかった理由〉
なんかレッチリは品がないし、ノリがあまり好きになれないので、そもそもが聞く気にならない。昔、「By the way」とかが流行っている頃も、そんなに好きな曲じゃなかったし、バンド自体にイマイチぴんと来るものがなかった。まぁ、ベスト盤だけ聞いてればいいかと聞かずに終わっていた。ベスト盤聞いても「Scar tissue」だけ聞いてた記憶。
〈アルバム事前情報〉
ちょうど30周年。
1991年9月23日リリースのバンドとして五枚目のアルバム。バンドにとっては出世作ですね。Nirvana 『Nevermind』が9月24日リリース。Pearl Jam『Ten』が8月27日。R.E.M『Out of time』が3月12日。イギリスでは9月23日にPrimal Scream『Screamadelica』、11月4日にMy Bloody Valentine『Loveless』。ビルボードのチャートにはヒップホップのアルバムも多く入るようになっている。グランジとオルタナティブとヒップホップとアシッドハウスとレッチリ。30年前はそんな時代。
Warner Brothersに移籍してRick Rubin(Def Jamの創始者)がプロデューサー、Brendan O'Brienがエンジニア。John Fruscianteがいる時代ですね(当時21歳!)。
聞いてみた!
〈評価〉
3.6/10.0
やっぱり苦手。
なにが苦手ってドラム。力強いのは分かるから、もうちょっとピークの音を抑えてほしい。音の大きさの振れ幅がすごい。特にスネアが鳴る度に耳がびっくりして、心拍数上がる。
調和を目指しているわけでなく、それぞれが個で主張してカッコいいフレーズを弾いて、結果いい感じになればいいという感じが苦手。ちょっと盛り沢山過ぎて処理しきれない。演奏してる側は楽しいんだろうな。
一方で、ピークの音が大きいというクレームはあるけど、この録音は楽器の鳴りをきれいに録れていて好き。シンバルの鳴りやアンソニーの声帯の震えがリアルに聞こえてナイス。でも、やっぱり音が耳に突き刺さるな、こういう音はちょっと自分には無理だな。
あと、やっぱり長い。CD時代の弊害ですね。
〈好きな曲〉
3. Breaking the Girl
ビートルズのレッチリ的解釈でいい。アンサンブルがいい。各楽器が調和してる。生っぽいボーカルがこの曲だと映える。
11. Under the Bridge
これはいいね。ギターのフレーズが全部いい。ボーカルもメロディからラップっぽいフレーズへの展開も構成がドラマチック。ドラムの鳴りが控えめなので聞きやすい。