2. 名前をつけてやる / スピッツ
〈聞かなかった理由〉
スピッツね〜。なんかイマイチピンとこないくて。ほんとにどれも全然聞いてない。
あと、年代的にはベスト盤の『RECYCLE Greatest Hits of SPITZ』(1999年12月15日)で入門していればよかったんだけど、当の本人達がベスト盤を制作されることにネガティブなメッセージを出していて、その心情に同調してしまったもんで、聞くべき時期に聞く機会を失ってしまったという背景もある気がしている。
〈アルバム事前情報〉
1991年11月25日リリースの2ndアルバム。1stが3月25日発売なので中々早いペース。1stのレコーディングの反省から、しっかりとプリプロしてレコーディングに臨んだとのこと。
ライドやマイブラのシューゲイザーに影響されている。ふむふむ。
プロデュースはスピッツ&高橋信彦。高橋さんは事務所の人なので実質セルフプロデュースなのかな。
聞いてみた!
〈評価〉
6.2/10.0
やっぱり草野マサムネのボーカルをどう評価していいのか分からないというのがスピッツを聞いてこなかった理由なんだろうな。
こういうボーカルはロックンロールの文脈にはあまりいなくて、すごくポップに聞こえてしまうので、自分の琴線に引っかかりにくいんだと思う。聞き流してしまって、音に意識が向かわないという感じ。
良くも悪くも草野マサムネが主役で他は脇役感があって、バンドとしてのヒリヒリする緊張感がないかな。
シューゲイザーやらなんやらはまぁ本当に影響だけやね。曲はいいけどアレンジが多様でとっ散らかった印象。二枚目だし、プロデューサーもない中で、自分達がどうしたいのかまだ分からないで試行錯誤している感じ。でも、どこかからの借り物のスタイルじゃなくて、スピッツとしてスタイルが出来ているのでスゴいね、
〈好きな曲〉
名前をつけてやる
鈴虫を飼う
胸に咲いた黄色い花