聞かず嫌いを聞いてみるのブログ

聞いてみようと思いながらも、なんか聞く気が起きないなというアルバムを真剣に聞いてみるブログです

5. Rumors / Fleetwood Mac

〈聞かなかった理由〉

Fleetwood Macから影響受けてバンドやってます!」って人がいない気がするからねぇ。わざわざ聞くまでもないのかなと、選択肢になかった感じかな。


〈アルバム事前情報〉

リリース: 1977年2月4日

レーベル: Warner Bros. Records Inc.

プロデューサー: Fleetwood Mac with Richard Dashut, Ken Caillat, Chris Moris

録音スタジオ: The Record Plant (Sausalito, CA), Wally Haider (Los Angeles, CA), Criteria (Miami, FL), Davlen (North Hollywood, CA), Zellerback Auditorium (U.C.Berkeley)

録音期間: 1976年2月-8月

エンジニア: Ken Calliat, Richard Dashut, Assisted by Chris Moris

 

前作のアルバム『Fleetwood Mac』がめちゃくちゃに売れたあと、バンド内の夫婦、カップルが共に別れ、ドラムのミックも親友に奥さんを取られる。最悪の状態。

1970年代後半のアメリカを象徴するアルバム。

 

LPで聞いてみた!

 


〈評価〉

6.2/10.0

ん〜。いい、悪いとかじゃなくてよく分からない。なんでこれがめちゃくちゃ売れて、2020年にもTiktokで流行ったのかが全然分からない。ヘッドホンでしっかり聞いていても聞き流しちゃうような。なんとも言えない。いいも悪いもない。


〈好きな曲〉

ない

4. In Utero / Nirvana

〈聞かなかった理由〉

これは完全にRape Meのせい。こんなタイトルの曲は聞きたくないとアルバムごと敬遠していた。そもそもNirvanaの「Smells〜」も死ぬほど聞いたけど、別にハマったと言うわけでもなかったので聞かないでもいいかと後回しにしていた。ハードな音はそもそもが苦手意識あるし。

 

〈アルバム事前情報〉

リリース: 1993年9月21日

レーベル: DGC

プロデューサー: Steve Albini

録音スタジオ:Pachyderm Studio in Cannon Falls, Minnesota.

録音期間:1993年2月11-26日

 

録音スタジオアンダーグラウンド回帰を目指して、低音を重視した音作り。Steve AlbiniがプロデュースしたPixiesの「Surfer Rosa」を愛聴していたために、Albiniにプロデュース依頼。1stのプロデュースをしたJack Endinoともデモを録音していた。バンド側の意向により、3と12はScott Littにより、再ミックスされている。

リリースの半年後1994年4月5日にカートが自殺して、バンドは終焉。

 

聞いてみた!

 

〈評価〉

8.9/10.0

全然聞いていないつもりだったけど、曲自体は相当知ってる。なんでだ、不思議。

聞かず嫌いだったけど、このアルバムは相当いい。最高。ニルヴァーナの中でだけじゃなく90sのアルバムでも相当上位に来る。ヘヴィな音なのに、音の隙間がしっかりあって空間を感じる。一方、3人とは思えない厚みのあるサウンドが両立している。曲もいいし、アレンジもいいし、プロダクションもいい。

Rape Meは歌詞はやっぱり無理だけど、曲はいい。なんでこんな歌詞に。。。

All Apologiesは超名曲やんけ!最高!

 

〈好きな曲〉

3. Heart-Shaped Box

4. Tape Me

12. All Apologies

3.狂気 / Pink Floyd

〈聞かなかった理由〉

プログレはね〜。パンクから聴き始めた身としてはやっぱりいい印象がないよね。無駄に凝って、意味なく複雑でという先入観が無茶苦茶あった。しかも、90年代〜00年代の音楽をリアルタイムで聴く中で、プログレに影響を受けた音楽はほとんどない(と個人的に感じる)ので遡って聴く意味を感じられなかった。

 

〈アルバム事前情報〉

1973年3月1日発売。ストーンズで言うと、「メインストリート…」(1972年5月12日)と「山羊頭のスープ」(1973年8月31日)の間くらいか。スティーヴィーの「インナービジョンズ」が1973年8月3日、ウイングスの「Band on the run」が1973年12月5日。そんな時代。

この狂気は、マイケルのスリラーとかとも並ぶ世界一売れたアルバムのうちの一つ。プロデュースはピンク・フロイド自身。SEが多用されているが、当時はサンプラーもないので、録音した音をテープに貼り付けるという手法が取られている。

エンジニアはAlan Parsonsと後半にChris Thomas。アルバムジャケットはヒプノシス

 

聞いてみた!

 

〈評価〉

6.7/10.0

んー…なんとも言いがたいものがあるね。演奏も録音の質も高いし、沢山の種類の音があって工夫も感じる。けど、やっぱりアイデアの羅列を聞かされているように感じるんだよね。あとはドライブ感とかグルーヴ感がなくて、淡々と進んでいくのもちょっと苦手かな。それがこのアルバムの良いところで宇宙的っていうところにも繋がるんだろうけど。あとドラムで心臓の鼓動とか、やっぱり今聴くとアイデアがちゃちぃなと冷めるね。

こんな暗い暗っいアルバムが世界一売れるって、なにが売れるかほんま分からんの。

検証結果は当初持ってたイメージと一緒!

2. 名前をつけてやる / スピッツ

〈聞かなかった理由〉

スピッツね〜。なんかイマイチピンとこないくて。ほんとにどれも全然聞いてない。

あと、年代的にはベスト盤の『RECYCLE Greatest Hits of SPITZ』(1999年12月15日)で入門していればよかったんだけど、当の本人達がベスト盤を制作されることにネガティブなメッセージを出していて、その心情に同調してしまったもんで、聞くべき時期に聞く機会を失ってしまったという背景もある気がしている。

 

〈アルバム事前情報〉

1991年11月25日リリースの2ndアルバム。1stが3月25日発売なので中々早いペース。1stのレコーディングの反省から、しっかりとプリプロしてレコーディングに臨んだとのこと。

ライドやマイブラシューゲイザーに影響されている。ふむふむ。

プロデュースはスピッツ高橋信彦。高橋さんは事務所の人なので実質セルフプロデュースなのかな。

 

 

聞いてみた!

 

〈評価〉

6.2/10.0

やっぱり草野マサムネのボーカルをどう評価していいのか分からないというのがスピッツを聞いてこなかった理由なんだろうな。

こういうボーカルはロックンロールの文脈にはあまりいなくて、すごくポップに聞こえてしまうので、自分の琴線に引っかかりにくいんだと思う。聞き流してしまって、音に意識が向かわないという感じ。

良くも悪くも草野マサムネが主役で他は脇役感があって、バンドとしてのヒリヒリする緊張感がないかな。

シューゲイザーやらなんやらはまぁ本当に影響だけやね。曲はいいけどアレンジが多様でとっ散らかった印象。二枚目だし、プロデューサーもない中で、自分達がどうしたいのかまだ分からないで試行錯誤している感じ。でも、どこかからの借り物のスタイルじゃなくて、スピッツとしてスタイルが出来ているのでスゴいね、

 

〈好きな曲〉

名前をつけてやる

鈴虫を飼う

胸に咲いた黄色い花

1. Blood Sugar Sex Magik / Red Hot Chili Peppers

〈聞かなかった理由〉

なんかレッチリは品がないし、ノリがあまり好きになれないので、そもそもが聞く気にならない。昔、「By the way」とかが流行っている頃も、そんなに好きな曲じゃなかったし、バンド自体にイマイチぴんと来るものがなかった。まぁ、ベスト盤だけ聞いてればいいかと聞かずに終わっていた。ベスト盤聞いても「Scar tissue」だけ聞いてた記憶。

 

〈アルバム事前情報〉

ちょうど30周年。

1991年9月23日リリースのバンドとして五枚目のアルバム。バンドにとっては出世作ですね。NirvanaNevermind』が9月24日リリース。Pearl Jam『Ten』が8月27日。R.E.M『Out of time』が3月12日。イギリスでは9月23日にPrimal Scream『Screamadelica』、11月4日にMy Bloody ValentineLoveless』。ビルボードのチャートにはヒップホップのアルバムも多く入るようになっている。グランジオルタナティブとヒップホップとアシッドハウスレッチリ。30年前はそんな時代。

Warner Brothersに移籍してRick Rubin(Def Jamの創始者)がプロデューサー、Brendan O'Brienがエンジニア。John Fruscianteがいる時代ですね(当時21歳!)。

 

聞いてみた!

〈評価〉

3.6/10.0

やっぱり苦手。

なにが苦手ってドラム。力強いのは分かるから、もうちょっとピークの音を抑えてほしい。音の大きさの振れ幅がすごい。特にスネアが鳴る度に耳がびっくりして、心拍数上がる。

調和を目指しているわけでなく、それぞれが個で主張してカッコいいフレーズを弾いて、結果いい感じになればいいという感じが苦手。ちょっと盛り沢山過ぎて処理しきれない。演奏してる側は楽しいんだろうな。

一方で、ピークの音が大きいというクレームはあるけど、この録音は楽器の鳴りをきれいに録れていて好き。シンバルの鳴りやアンソニーの声帯の震えがリアルに聞こえてナイス。でも、やっぱり音が耳に突き刺さるな、こういう音はちょっと自分には無理だな。

あと、やっぱり長い。CD時代の弊害ですね。

 

〈好きな曲〉

3. Breaking the Girl

ビートルズレッチリ的解釈でいい。アンサンブルがいい。各楽器が調和してる。生っぽいボーカルがこの曲だと映える。

 

11. Under the Bridge

これはいいね。ギターのフレーズが全部いい。ボーカルもメロディからラップっぽいフレーズへの展開も構成がドラマチック。ドラムの鳴りが控えめなので聞きやすい。

Grab in Thailand

昨日はじめてタイでGrabを使った。Prepaid simを手に入れていたから、帰るときにどこでも呼べるからトライできた。


シラチャからパタヤまで。行きは590THB。距離はGoogle Mapで見る限り26kmあるみたいだ。車はMazda2。ドライバーは小柄な気の優しそうなタイ人だった。迎えに来るのも20分くらい離れた所にいたのにわざわざ迎えに来てくれた。英語も話せて、革張りのシートの車内も清潔でとても良かった。パタヤのショッピングモールに行きたいと伝えると、シラチャのロビンソンの横を通る時に「ここだけじゃ満足出来ないのかい?」と話しかけてくれた。Harrnの石鹸を買いたかったからね。それにGrabも使ってみたかった。


帰りはショッピングモールからシラチャまで。580THB。来たのはホンダCity。エアロパーツ装着車で、後部座席の後ろは私物がいっぱい積まれていた。シートは薄汚れていて、ドライバーはナードライクで日本のアニメとかが好きらしい。服も洗濯してるんだか、髪の毛も洗ってるんだか、ちょっと不潔だ。

でも、運転も丁寧で、言葉も柔らかく、英語も少しは話して意思疎通できるから、全然問題なかった。


行きも帰りも600THB(今だいたい3.4円くらいなので2,040円位)払って、お釣りはもらわなかった。高いのか、安いのかよく分からないけど、良い体験だった。


どんなものかちょっと不安で乗る前はちょっと怖かったけど、便利だね。また使いたい。女の子が一人で使うのはちょっと怖いかもね。

流行に乗るということ

僕は流行に上手く乗れない。

 

「流行なんてすぐに廃れるんだから、追いかけるのは愚かだ。」という人もあるけど、そういう意見とは違う。

流行には乗れる人と乗れない人がいる。サーフィンで波に乗れる人と波に乗れない人がいるのと同じだ。「一つの流行が終わっても次の流行に乗ればハッピーだ。」という姿勢にはすごく共感するし、そうすることができたら人生をもっと楽しいだろうなと感じる。

 

でも、生まれ持った性格なのか、育っていくうちに身に付けた性質なのかは分からないけれど、僕は流行に乗れない。

 

流行に乗って時代のダイナミズムと共に時を重ねていけばいいのだろうと思うけど、出来ないものは出来ない。